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令和7年度 西予市立三瓶小学校防災学習(第3回)成果報告

令和7年度 西予市立三瓶小学校防災学習(第3回)成果報告

 2025年11月5日(水)に、増田優人(学部4年生)が西予市立三瓶小学校にて第3回の防災学習を行いました。

 第3回では、フィールドワークを行い、共助や公助の視点から自然災害に対する地域の工夫や、避難する上での課題を見つけ、それぞれの理由について考えさせました。

成果と課題

 授業の成果は、フィールドワークを通して、特に公助の視点から地域にある工夫について捉えさせることができたことです。避難場所や海抜を示した看板など、地域にある様々な工夫ポイントを見つけることを通して、公助の取り組みについて理解させることができたと考えています。
 一方で課題は、共助の視点からの工夫について十分に捉えさせることができなかったことです。共助は目に見えないソフトな面であるため、フィールドワークでは児童が見つけることが困難であったと感じています。次回の授業において、今回見つけた工夫ポイントの背景にあるものについて考え、人と人とのつながりという共助の大切さについて理解を深めさせていきたいと思います。

授業者の感想

 今回の授業を通して、児童が自身の目で直接見て学ぶことの必要性について改めて実感しました。教室の中で学ぶことには限界があるため、実際に地域を見て回る活動が、学びを深め、新たな発見をする機会になったと感じています。今回のフィールドワークでの学びを次回の授業でさらに深めさせることができるように授業準備を進めていきたいと思います。
今回のフィールドワークにご協力いただいた西予市の方々や学生など関係者のみなさまに、心より感謝申し上げます。(増田優人)

 

 本日は貴重な経験をさせていただきありがとうございました。特に、学校の屋上や防災倉庫の中身など、普段みることができないところからも災害への備えについてみることができ、とても勉強になりました。

次回は、11月13日(木)です。今後ともよろしくお願いいたします。(報告者:大石有美香)