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令和7年度 西予市立野村小学校防災学習(第3回)成果報告

令和7年度 西予市立野村小学校防災学習(第2回)成果報告

 2025年11月12日(火)に、和田哲汰(学部4回生)が西予市野村小学校にて第二回の防災学習を行いました。

授業の様子

 第二回では、「百姓百品」の商品はどのように運ばれ、どのように売られているのかを学んでいく学習を行いました。

成果と課題

 授業では、百姓百品の流通の仕組みや、百姓百品の商品が松山で人気であることを児童と共に確認することができました。特に、百姓百品の独自の流通ルートと一般的な流通ルートを比較する活動を通して、それぞれの特徴や良さについて理解を深めることができたと考えています。また、「なぜ百姓百品の商品が人気なのか」という問いについては、前回のインタビュー動画を活用することで、人気の理由を児童と共に掘り下げることができました。

 一方で、復興・復旧への意識が薄れてしまったことが課題として挙げられます。流通の仕組みを扱う中で、「百姓百品の取り組みが復興・復旧にどのように役立ったのか」という観点を十分に押さえることができませんでした。今後は取材活動を通して、復興・復旧の視点から百姓百品の取り組みをさらに深掘りしていきたいと考えています。

授業者の感想

 今回の授業では、比較の手法を多く取り入れ、児童が流通の仕組みや人気の理由を主体的に考えられるよう工夫しました。その中で、「比較して考える活動は時間を要する」という授業構成上の課題にも気づき、今後の時間配分に活かしていきたいと感じました。(和田哲太)

 次回は百姓百品への取材を通して、児童と共に新たな発見や気づきを共有し、さらに理解を深めていきたいと考えています。本日はありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。