第3回西条市通学路 安全実践委員会 参加報告
2025年12月16日(火)、愛媛大学教育学部准教授井上昌善、教育学部大石有美香(学部4年生)、森田諒(学部3年生)が、西条市立中川小学校で行われた西条市通学路安全実践委員会に参加しました。本委員会は、通学路モデル事業の一環として行われたもので、「児童主体」「安全教育の推進」「学校と地域と行政の連携」をキーワードとされています。
今回の安全実践委員会は、中川小学校児童の皆さんから、通学路に関する取り組みの発表と通学路を安全にするための提案を聞き、関係諸機関の方々からフィードバックをいただくという流れで行われました。
実際の様子① 子どもたちからの通学路に関する取り組みの発表・提案
子どもたちは、これまで学んできたことや日頃の登下校での経験を活かし、通学路の安全対策への感謝や要望を、諸機関の方々に伝えました。自分たちだけではなく、下級生の登校の様子も踏まえて発表している姿や、ポスターを作成し、公民館に掲示してもらえるようお願いするというように、自分たちが地域の安全のためにできることを考えている様子にとても感動しました。


実際の様子② 関係諸機関からのフィードバック
子どもたちの提案を受け、関係諸機関の方々から、実際の対応の進捗をお話しいただきました。どのような過程で対応が行われたのか、どのような思いで取り組みされているのかというようなお話でした。加えて、対応が難しい箇所に対して、なぜ対応が困難なのかについても丁寧に説明していただきました。子どもたちからの質問も飛び交い、活発な対話が成されていました。


実際の様子③ まとめ
最後に、中川小学校でのモデル事業のまとめを愛媛大学教育学部が担当させていただきました。大きく2点のことについて述べました。1点目は、地域の安全のための取り組みは、子どもたちを含めた市民の声から始まっているということです。子どもたちが行った通学路安全点検や通学路の安全に向けた提案が、地域の安全を守るためには重要であり、子どもたちは“守られる存在“であると同時に“地域の安全をつくる存在“であるということを伝えました。2点目は、限られた人材や資金を活用して地域の安全を守る対策を考える力が重要であるということです。子どもたちが地域の安全のために考えたことは、様々な人の協力によって実行されている一方で、実現が困難な要望があることにも言及した上で、実現していない理由も踏まえて対応策を考えることの重要性について伝えました。

本通学路モデル事業では、交通安全教育や地域の安全について、教師の魅力など、様々なことを学ぶことができました。今後は、子どもが主体となって取り組む「中川小学校モデル」を引き継ぎ、ブラッシュアップしていきます。西条市立中川小学校や西条市教育委員会をはじめとした関係者の皆様、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

愛媛大学井上昌善研究室
愛媛大学
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