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令和7年度 西予市立三瓶小学校防災学習(第2回)成果報告

令和7年度 西予市立三瓶小学校防災学習(第2回)成果報告

2025年10月31日(金)に、増田優人(学部4年生)が西予市立三瓶小学校にて第2回の防災学習を行いました。

第2回では、“事前復興”をキーワードに、子どもたち自身が災害から守りたいものを定め、それを守るための備えについて考えさせました。

成果と課題

 授業の成果は、第1回の学習を生かして、自分や家族の命を守るという自助の視点から、自然災害への備えについて児童に考えさせることができたことです。前回の学習よりも津波に対する危機意識が高まっており、命を守ることの大切さについて考えさせることができたと感じています。

 一方で課題は、児童自身ができる備えに留まってしまい、共助や公助の視点からの備えを児童に考えさせることが不十分であったことです。共助や公助の視点から、地域にある自然災害への備えや、その役割について次回のフィールドワークを通して気づかせていきたいと思います。

授業者の感想

 今回の授業を通して、児童に思考させるうえで視点を提示することの重要性について改めて実感しました。どのタイミングでどんな視点を提示すれば、児童の思考が深まるのかということにこだわって今後の授業準備を進めていきたいと思います。(増田優人)

 次回は、11月5日(水)にフィールドワークにでます。本日はありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。(報告者:大石有美香)