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令和7年度 Nakayama Base 第三弾

本日4月28日(月)、中山小学校総合学習プロジェクトの一環として、東陽製菓さんへ見学に伺いました。

まず、一時間ほど生産の様子を見学させていただきました。あられをつくるための、餅の蒸練、冷蔵、切断、乾燥、焼成、味付け、袋詰めという工程を見学しました。職人さんの技が味の決め手になっていることやアレルギー・金属混入には十分に注意されていることが分かりました。それに加えて、あられをおいしくするためのたくさんの工夫を見て、大変興味深く見学することができました。以下は、その様子の一部です。

次に、東陽製菓の野島社長とともに教材づくりについての意見交換を行ないました。そこでは、東陽製菓さんのこだわりや戦略を知ることができました。特に、オリジナル商品の製造に力を入れられていることを知りました。「安く大量に作る」という一般的な方法ではなく、「おいしいものを小ロットで作る」、「商品に物語をつける、モノではなくコトをつくる」をポイントにしているそうです。また、「よもぎあられ」は東陽製菓さんの商品の中でも、国産米100%のハイエンドな商品であり、より素材にこだわった商品だそうです。中山でよもぎを採ることは、地域の活性化につながるだけではなく、東陽製菓さんの「愛媛県産のよもぎを使ってよいものを作りたい」という強い思いにも応えられるということを改めて知ることができました。

本日学んだことを生かせるよう、中山小学校の「よもぎ」を扱った総合的な学習の時間の教材研究に尽力していきます。東陽製菓さん、本日はお忙しい中、貴重な経験をさせていただき、誠にありがとうございました。(報告者:大石有美香)