学び合い支え合う授業づくり・学校づくり
2026年7月4日(土)、第23回愛媛社会科・主権者教育研究会が愛媛大学教育学部にて開催されました。本日は、子供たちのより良い学びのための研究会代表三田耕一郎先生より『学び合い支え合う教室文化と学校文化の創造』というテーマで、お話ししていただきました。その上で、実際に社会科授業づくり・模擬授業実践を通して、学び合い・支え合う授業づくり・学校づくりについて意見交換を行いました。

活動の様子
前半部では、実際の授業の様子を見ながら、学び合う学びにするためには何が必要か、支え合うためにはどのような教室文化づくりが必要か、多様性の包摂をどのように実現するかについて考察しました。そこで、対話や多様な仲間を相互承認する教室・学校文化の創造の必要性を学ぶことができました。また、学び合いは教え合いではないというお言葉もあり、教える・教えられる関係性の問題点についても教えていただきました。
後半部では、日本の人口の特色に関する社会科授業づくりを行い、具体的にどのような授業づくりをすれば前半の議論を具現化できるのかを考えました。その際、主体的・対話的で深い学びになるようにすること、複数の資料を関連付けて、「思考・判断・表現」の授業として構成することを意識して、授業づくりを行い、模擬授業を実践しました。


この模擬授業実践を通して、学び合い支え合う教室文化と学校文化の創造には二つのことが必要であると示唆されました。一つ目は、聴くことについてです。子どもに認知的不協和を生む問いを教師が設定し、子どもが自由に自身の意見を発表できるような心理的安全性が確保された場の創出が必要であると指摘されました。二つ目は、資料の活用についてです。子どもに習得させたい知識や資料の性質から、適切な活用方法について考察することが重要であると指摘されました。また、教材研究において、問いと資料の往還が必要であると学びました。
今回の研究会では、学び合い支え合う教室文化と学校文化をいかに構築するかについて多くの示唆を得ることができました。他者との関わりに意味を見出す指導の検討だけにとどまらず、教師として専門性を高める環境・文化づくりも重要です。今後も、生産する職業であるという自覚をもち、学び続けていくことが重要だと感じました。
三田先生、貴重なお話をしていただきありがとうございました。また、関係者の皆様ありがとうございました。次回は、8月6日(木)に第2回目の研究会を行います。今後とも、よろしくお願いいたします。(報告者:大石有美香)
愛媛大学井上昌善研究室
愛媛大学
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